昨日の夜は、何度もスマホの天気アプリを開いては閉じ、また開いて…。
雨がどれくらい降るのか、風はどうか、気温は?
そんなことばかり気にしていました。
飲食店にとって、天気というのは本当に大きな影響を与える存在です。
悪天候の予報が出ていると、「明日はお客様、少ないかもしれないな」「仕込みは少し減らしておこうか」とつい思ってしまうものです。
でも、なぜか今回はその手を緩められませんでした。
直感というか、妙な胸騒ぎがして、結局いつもと同じ量、いや、むしろほんの少し多めに仕込んでおきました。
そして迎えた今日——
予定していたスタッフから「身内のご不幸で急きょ休ませてほしい」との連絡。
激ヤバです。
天気は雨、人手も足りない、これは今日は静かな営業かな……と腹をくくっていたところに、次々とご来店が。
開店と同時に次々とご来店があり、看板メニューの「とり天系」が大人気。
厨房はてんてこ舞いでしたが、なんとか閉店まで麺切れを起こすことなく走り抜けることができました。
ちなみに——
これはアピールでも何でもなく、ただ事実として。
当店のうどんは「2段階熟成」という手間のかかる工程で仕込んでいます。
毎日の仕込みは、日をまたぐこともざら。
ミキサーで8kgずつ、計5回、5セット約2時間のミキシング。
大型連休は、8セット
そこから第一熟成に2時間。
さらに生地をプレスし、手作業でカット、これもまた1時間半。
ようやく“うどん”としての形が整います。
それを、開店前に製麺。
毎日の仕込み。
毎日の営業。
お客様の「ごちそうさま」。
すべてが当たり前のように過ぎていくけれど、本当は——
当たり前なことなど、何一つないのです。
今日も雨の中、お店に足を運んでくださる方がいること。
とり天ぶっかけを選んでくださること。
スタッフがひとつひとつを丁寧にこなしてくれること。
それらすべてが、偶然であり、奇跡のようなご縁です。
「慣れ」は、いつの間にか「感謝」を鈍らせてしまいます。
「やってもらって当たり前」「来てもらって当たり前」——
そういう思考に陥ることこそが、飲食店にとって最大の敵だと、私は思っています。
だからこそ、
今日という一日に、改めて“感謝”の二文字を。
うどんを仕込むのも、店を開けるのも、何ひとつ当たり前ではない。
そう心に刻みながら、また変わらぬ一杯をご用意いたします。

月曜日は、定休日。
本日も沢山のお客様にご来店いただき誠に有難うございました。









