皆様、ご機嫌いかがですか?
もう令和には慣れたでしょうか?
私は大分、馴染んできたところです。

…ところで、私は昭和世代ですが、皆さんの中には平成世代の方もおられでしょう。
今後は、令和世代も加わってくる事になりますね!
これからはいろいろな考え方が新しく生まれてくる事でしょう。
まぁ…世代が違うと、意見の違いも出てくると思いますが…。

そこで今回は
禅語「両忘(りょうぼう)」についてお話しさせて頂きます。

よくどちらが正しいか?なんて意見が衝突する時がありませんか?
コレ、双方が自分の意見をぶつけ合うコトに終始してしまうんですよね。
そもそも、我を張り合う事になってしまい。
もう…平行線の極みになりますね‼︎(断言)

…まぁ、それぞれの気持ちはわからないでもないですが、それこそ埒があきません。
なんと言うべきでしょうか、それぞれの正義・哲学みたいなモノのぶつけあいになるだけです。
終いには感情的になって、相手の立場になって考えられない事に…。

残念で不毛な時間だけが費やされるだけです。

禅語 両忘(りょうぼう)は
頭の中にある自分の物差しで測ろうとすると無理が生じる…
そうであれば、『何の物差しも使用せず、ゼロから考えてみるべきではないか?』
という教えです。
これこそが『両忘』の禅語なのです。

お互いの主義や主張をそれこそ忘れ、正しい答えを考える事なのです。
出来れば一緒に。

世代が違えば、育ってきた環境も違うワケだし、そもそも年齢も違います。
男女の違いもあるでしょう。

自分が正しいと考えるのではなく、ましてや押し付けるものでもなく正しい答えは何だろうと考える事で、議論や意見の交換も建設的で、実りあるものになるのではないでしょうか?

…なんとなく言いたいこと、伝わったでしょうか?
正しいことを「正しい」と相手に伝えすぎても
相手を傷つける事もあります…難しいところですが、相手の立場になって考えたら
キツいですよね。
いくら正しいコトであっても自分は間違っていない!なんて思っている時は大抵、感情的になっているから、相手の正しい部分ですら耳を貸そうともしないでしょう。
現代社会にはよくある話です。

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だからこそ、意見が衝突した時は是非、この考え方『両忘』を参考にして欲しいものです。
まぁ、一度クールダウンして、仕切り直しという事です。
冷静になってキチンと自分の意見と相手の意見を言える・聴ける状態にしたいところです。
みんな誰だって、意見の衝突は出来れば避けたいですし。
是非、明日からでも頭に入れて行動してみてはいかがでしょうか?

みざるいわざるきかざるでもいいかもです。
それではまた